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氣まぐれフリートーク:迷子
前回、前々回の記事を書きながら頭をよぎったことがあります。
一昨年の夏と先月の2回、“迷子”の学生に会いました。
一昨年に会った方をAさん・先月会った方をBさんとします。
Aさんと会ったのは、一昨年の8月・ちょうどお盆の頃だったと思います。
今でも印象に残っています。
今も通う、セラピストの学校の授業が始まる1時間以上前に近くのコーヒーショップで涼んでいた時のことです。
確か、二人掛けの席が4列並んでいるところで僕は右端に居ました。
僕の隣に1人居て、ひとつ空き、左端にAさんが居ました。
ちなみに“Aさん”とは、全く知らない人です。
リクルートスーツに身を包んだ他人です。
僕の隣にいた人が席を立った後、左側からわざとらしい咳払いが聞こえて来ました。
「わざとらしいししつこいな」と思いつつ聞き流していました。
ところが、左端に居たはずのAさんが、僕の隣に移動してきたのです。
僕が「え?何?」と思った瞬間、Aさんは「ちょっといいですか?」と声をかけてきました。
全くイメージになたっか状況に驚き戸惑いながら、「どこかに監視係!?が居るのか?」と思い周りを見ました。
驚きはありましたが、今思えば落ち着いていました。
ここからはAさんと僕のおおよその会話です。
A「今日はお仕事お休みですか?」
僕「今日も休みです。」
A「今日もお休み!?お仕事辞めたんですか?」立て続けに「どうしてですか?」
僕「やりたいことじゃないから。」
(この時、「あれ?なんで答えているんだろう!?」と一瞬思いました。苦笑)
A「卒業したら就職ってしなきゃいけないものなんでしょうか?」
「親も学校も友達もそれが当たり前の前提でいろんなことが進められている感じがするんです。」
突然感情が高まり「子供の頃から親の言う通りにしてきました。」・・・・・
春には第一希望の内定をもらっているそうなんです。
ところが「こんな自分を採用する会社が信じられない。」というのです。
「面接でたまたま会った人に、個人的なこといろいろ話して評論されるなんてありえません!!」だって・・・
自分も親も友人も何もかも信じられないそうです。
親には、まだ何も決まっていないことにして外に出ていると言っていました。
最初で最後かもしれない人に個人情報(内面まで)丸出しする必要ってあるのかな?
僕はいろいろ聞いたうえでAさんに「じゃあどうしたいの?」と聞きました。
「分からないから困っている。」という答えに対し、「それはあなたにしかわからないよね」と返しました。
その後の会話はあまり覚えていませんが、結論!?だけは記憶に残っています。
「私が決めていいんですね!」という弾んだ声。
さっきは、「面接でたまたまあった人に個人的な・・・」ってキレていたのに見ず知らずの僕に面接では答えなさそうな細かいことまで話しちゃってさ。(笑)
「どうしたい」=やりたいこと。
「どうする」=やってもやらなくてもどっちでもいいこと。
Aさんは時計を見ながら言いました。
「ここ1年のモヤモヤ・子供の頃からのモヤモヤが15分?20分?で解決しました。笑」
「今は何がしたいかわからないから、ひとりで落ち着いて冷静に考えてみます。」
「とりあえず、内定をいただいた会社にはお断りの連絡を入れます。」
「私、もういい子じゃいれません。笑」だって。(笑)
僕はAさんと会って、改めて、自分のことを誰かにコントロールされる窮屈さを思い出しました。
また、自分のことは自分にしか決められないことを最確認しました。
後になって思ったのは、「ああしたら?こうしたら?」とか、余計なこと言わなかった自分に「大変よく出来ました。」と言いたいです。(笑)
それにしても、こういう大事な話って身内や友人と話すんじゃないのかな?って一瞬思いました。
けど、それも固定観念だなとも思いました。
“周波数(波動)が合った。”これだけのことなんでしょうね。
そして、先月会ったのがBさんです。
Bさんもどっからどう見ても就活中の学生さんです。
「こんなことってあるの~~~?」って言いつつあったんです。(苦笑)
Bさんと会っていなかったら、今日の記事を書くことはなかったと思います。
なぜなら、相手も場所も違うのに、シチュエーションが同じなんです。(笑)
二人掛けの席が4列並んでいるところで僕は右端で、Bさんは左端。
僕の隣にいた人が席を外したら、僕の隣に移動して来ました。
「この状況前と同じだ~ナニコレ~Σ(・□・;)」
最初、「個人事業主さんですか?」という問いかけ。
ニコニコしながらかる~い感じで“個人事業主”という硬い表現(苦笑)
「なんだこいつ面倒くさいな~」というのが最初の印象です。
しかし、また何の気なしに質問に答えている自分がいました。(苦笑)
「働いていない大人って周りにいないからめちゃめちゃ興味あります。(笑)」だって・・・
話の内容は大雑把に言えばAさんと同じです。
ただひとつ大きく違ったのがSNSによる他人の干渉によるストレスです。
FacebookにTwitter、LINEも使っているらしく、就活のことについてもスケジュールをチェックされたり、教えないと変な感じになるし・・・とか言っていました。
『承認欲求≒依存』です。
「仲間とか友達とか言うけど・・・」と言いながら
「もう面倒な人とは関わりません!決めました!!」な~んて言っていました。
結局、僕が会った2人は迷子だったのです。
そして、僕自身も迷子なんです。(爆)
Aさんと会った頃はAさんのように、僕自身のハートもまだ硬いままの迷子。
Bさんと会った先月は、Bさんと似た感じでかなり脱力出来ている迷子。
“迷子”と、一言で言っても、目的地が決まっているのと決まっていないのでは全く違います。
2人とも目的地が決まっていませんでした。
しかも、誰かが引いたレールの上を歩いたり走ったりしてきたのでしょう。
特にAさんは、自分の感情をずっと押し殺し、違和感を感じ続けて苦しかったのでしょう。
曖昧なまま、親が設定した目的地を目指していたのでしょう。
こんな風に迷子と出会う僕自身、迷子でした。(笑)
行き先は決めているのですが、ルート設定が途中までしか出来ていません。
今は、そこを目指しています。
「迷子」になることも、2つの出会いも全て、ゲームの中の体験です。(笑)
“迷子”って、まるで冒険ですね!(笑)
どうするのかを決めるおもしろさ
どうなるかわからないおもしろさ
まずは、れっつらご~!(笑)
これは、誰かではなく、自分で決めるものです。
何度でも変更可能です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ゆるんだハートで『今』感じたこと、まんまAction!!
「今」も・「次の今」も、心地よく楽しく。(笑)
出来ました。出来ました。出来ました。
ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。
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